ひまわり油(ひまわりゆ・ひまわりあぶら)は、ヒマワリの種子を原料とした油脂。主に食用油として用いられる。
2007/08年の全世界における生産量は約13500万トンで、パーム油・ダイズ油・菜種油に次ぐ第4位。主なヒマワリ種子の産地は東ヨーロッパ諸国、アルゼンチン、米国、中国、インド。16世紀にアメリカからヨーロッパに持ち込まれ、18世紀頃から油糧植物としての栽培が始まった。在来品種の脂肪酸組成はリノール酸70%前後、オレイン酸15-20%の高リノール油であるが、生育環境温度などにより変化する。高緯度ではリノール酸が増加し、低緯度ではオレイン酸に富む。ヒマワリ種子の油脂含有量は当初30%であったが、品種改良により45%程度まで向上している。1970年にはソ連(当時)で高オレイン酸のヒマワリの品種が研究され、アメリカで改良が重ねられてオレイン酸を80%含む品種が開発された。1980年代半ばから改良種の栽培が始まり、ハイオレイック油と呼ばれる、オレイン酸含有率の高い油が生産されるようになった。2000年以降はリノール酸が15?20%、オレイン酸が40?60%の中オレインタイプのNuSun品種が伝統的な交配育種法により育成され、主流となっている。ヨウ素価は、ハイリノール油で120-142、中オレイン油で88-115、ハイオレイック油で78-98。
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用途 [編集]
日本ではエステル交換反応によるココアバター代替脂製造用が大部分で、マヨネーズやサラダドレッシング、マーガリンの原料としても用いられる。また、風味が良いため穀類やナッツ類などの表面保護、クッキーなどのコーティング、煎餅などのつや出し、揚げ物・炒め物などに使用されることもある。近年では、バイオディーゼル用燃料としても研究が進められている。